漢方治療

漢方薬は薬効のある植物や動物、鉱物などから作られた生薬を組み合わせたものです。
生薬は200種類以上ありますが、その多くが植物に由来したものです。
1つの漢方薬は、基本的に2種類以上の生薬で構成され、種類も煎じ薬、エキス剤、錠剤等さまざまです。
当院ではワンちゃんや猫ちゃんに飲ませやすい錠剤を主に使っており、フード等に混ぜたりすると嫌がらずに飲んでくれます。
漢方薬の特徴として、病名がつかない不調「未病」にもアプローチできるという点があげられます。
未病とは血液検査やレントゲン検査などの検査で異常が出ていないにもかかわらず、症状が出ている状態です。
もととなるバランスの乱れから発せられたSOSサインが症状やお悩みにつながっていると考えますので、
症状が出ているところだけではなく、根本を正そうとすることから改善を目指します。
そのため、気になるお悩みの改善を目指す過程で、他の気になるところが改善されるということはよくあるケースです。