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オゾン療法

オゾン療法とは

オゾン療法とは、オゾンガスを用いたさまざまな治療法のことで、細胞の活性化や免疫力の強化が期待できるとされています。

注腸法(肛門からオゾンガスを注入)で行うことが多く、全く痛みや不快感がないのが特徴です。

特に椎間板ヘルニアや腎不全、免疫疾患やアレルギー性皮膚炎を含む皮膚病、そして高齢化に伴う多くの疾患に対し

副作用の心配もなく実施できるので、ペットに優しい治療としておすすめです。

オゾン療法を受けた飼い主様からは「ペットが元気になってきた」「食欲が戻ってきた」「症状が落ち着いてきた」という評価を多く頂きます。

オゾンの働きとその効果

オゾン(O3)は酸素原子3個でできた気体です。オゾンは不安定なためすぐに酸素(O2)になります。

この時、酸素原子(O)を1個放出します。このオゾンが分離して発生した酸素原子(O)は、他の物質にくっつきやすい性質を持ちます。

これを酸化といいます。酸化は一般的に悪いものという認識がありますが、実は適度の酸化は逆に細胞の適応力(防御能)を高め、

その後に強いストレスが加わっても適応できるようになることが分かっています。この効果をホルミシス効果といいます。

この効果で細胞を活性化させ、抗酸化力を高めることができます。

さらに血液や体の細胞に働きかけ、体内の酸素化と免疫機能の向上、血の巡りを改善させます。

これらの働きが病気や症状の改善や再発防止、アンチエイジングに効果を発揮します。

オゾン療法に期待できること

加齢に伴い細胞や臓器は少しずつ衰え、体の機能が低下してきます。これが老化です。

体内で生産される酸化物や老廃物は蓄積され、肝臓や腎臓に負担がかかり、機能の低下を招きます。

その結果、免疫力の低下につながり、各細胞に負担がかかってきます。

細胞が若い時であれば、食生活、運動機能、メンタルの状態など、生活習慣の中で

多少不適切な要素があっても、若さでカバーできていました。

しかしシニア期になるとだんだんそれも難しくなり、症状や病気という形で表面に現れてくるようになります。

オゾン療法は本来持っている自然治癒力を引き出す治療法です。

オゾン療法は今問題が起こっている部分にだけ働きかけるものではなく、身体機能の根本に働きかけることで、

全身の機能向上・改善に取り組むことができます。

オゾン療法の主な作用

1. 免疫細胞活性化作用

 ガン細胞の抑制、抗ガン治療の副作用の軽減

2. 抗アレルギー作用

 アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などの緩和

3. 消炎鎮痛作用

 筋肉、関節、神経などの痛みの軽減

4. 創傷治癒の促進

 皮膚炎、褥瘡(床ずれ)などの改善

5. アンチエイジング

 血行改善作用、元気・食欲の回復

オゾン療法で効果が期待できる疾患

犬アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、椎間板疾患(痛みや歩行困難)、老化による歩行障害・食欲低下、腫瘍、感染症、外傷、歯周病

外耳炎、角膜疾患、関節疾患、慢性膀胱炎、自己免疫性疾患、慢性腎臓病、脳神経疾患(認知症など)、肝臓病、心疾患など
応用範囲は多岐にわたります。

オゾン療法の方法

オゾン療法にはいくつかの方法がありますが、当院では以下の4つの方法を使用しております。

オゾンガス注腸法   

肛門に細いカテーテルを入れ、オゾンガスを注入します。

痛みや不快感は全くありません。

少量自家血療法    

少量の血液を採血し、オゾンガスを混入させてから体内に戻します。

通常の採血方法なので、痛みは少ないです。

皮下注射法      

痛みのある部位にオゾンガスを皮下注射します。 

オースリーオイル   

点眼や点耳、創傷治癒の軟膏として、歯科膿瘍などの口腔ケアとして使用します。

抗生剤と異なり、耐性菌の発生がないため、継続使用も問題ありません。