鍼灸治療
人間と同様に、ワンちゃん・猫ちゃんの体の表面には約360個の経穴(ツボ)があります。
東洋医学では「気」と呼ばれるエネルギーが全身に流れていると考えられています。
その気が流れるルートが経絡と呼ばれ、内蔵と体の表面をつないで全身に分布しています。
そしてその途中にあるポイントが経穴(ツボ)です。
電車で例えると経絡が一方通行の線路で、経穴(ツボ)が途中の駅のようなものです。
経穴(ツボ)は、経絡の気の流れの滞りが出やすい所といわれています。
「気」が正常に流れている時は健康ですが、「気」の流れが滞ると病気が発生すると東洋医学では考えます。
鍼治療では経穴(ツボ)を刺激することで、「気」を調節し、自然治癒力を高め、健康へと導きます。
鍼で経穴を刺激することにより、神経系が刺激され、鎮痛物質や脳内ホルモンが産生され痛みが和らいだり、
免疫力を上げる作用があることがわかっています。
膝や腰などの関節炎や椎間板ヘルニアなどの神経疾患、慢性腎不全や消化器疾患などにおススメです。
またシニアの健康管理として免疫力の向上が期待できます。
鍼は髪の毛より細い鍼(0.16㎜~0.2㎜)を使用しており、ほとんどのワンちゃん、猫ちゃんは嫌がることなく鍼治療を受けることができます。